マルサス『人口論』を解読する 『人口論』は、イギリスの経済学者、マルサスによる著作だ。本書でマルサスは、人口は食糧が増加するペースを遥かに上回る形で増加する傾向にあるため、人類は食糧不足の可能性から逃れられないと説く。そこには、私たち人間のあり方に関する的確な認識に根ざして初めて、社会に関する構想を適切に展開できるというマルサスの確信が認められる。 続きを読む →
『経済学とは何だろうか』で経済学の歴史を確認 『経済学とは何だろうか』(青木泰樹著)に、経済学が展開してきたプロセスについての分かりやすい解説がありました。ここではその解説を参考に、経済学の歴史を確認してみたいと思います。 続きを読む →
スミス『国富論』を解読する(2) アダム・スミスの主著『国富論』の第1編の途中から解説する。前半では分業、労働、価格について確認したので、後半では自然価格と市場価格のズレ、重商主義批判、経済社会における社会政策のあり方に関するスミスの議論を確認する。 続きを読む →